Archive for 7月, 2015

信州伊那谷・2つのアルプスが見える飯島町で、 フナを水田に放流する田植え作業を体験!   no comments

Posted at 4:56 am in お知らせ

こぶな共生米の田植え・フナ放流レポート

6 月13日(土)〜14日(日)、「こぶな共生米コモンズ」の農業体験実習(田植え・フナ放流)が行われました。

中央アルプスと南アルプスに挟まれた風光明媚は伊那谷で、さわやかな天候に恵まれ楽しい2日間となりました。

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13日は、七久保地区の上原喜代之さんの水田(4アール)に田植え。

上原さんの水田や脇の道から見える中央アルプス。仙涯嶺、南駒ヶ岳、摺鉢窪カール、赤梛岳、田切岳、空木岳などが一望に見渡せます。

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上原さんは40年前から、農薬や化学肥料を使わない自然農法を実践してきました。

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植える稲の本数は1本。2〜3本植え、5本植えなどが一般的ですが、上原さんは1本植えで浅植え、

しかも株間が広い疎植ですが、「微生物がよく働き、土がしっかりできているからこれで十分。

分けつ(株分け)力が旺盛で、生命力の強い稲に育つよ」と言います。

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田植えが終わったところで、田んぼの隅につくったフナの隠れ場に親ブナを放します。

ここで産卵したあと囲いを取ります。生まれた子ブナたちが田んぼのなかを泳ぎ回り、草の芽や虫を食べて成長します。

「卵をたくさん産んで、元気な子ブナたちが育ちますよう!」にと願いつつ、親フナを放流。

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14日は、田切地区の小林幸平さんの水田(4アール)で田植え。

フナを放す水田は、それ自体がまさにビオトープともいえる環境で、親ブナが産卵できるスペースを大きく取り、

フナを狙う野鳥から隠れ、産卵するために杉葉を大きく広げました。

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小林さんは自宅前にビオトープをつくり、多様な生物の生息場としており、水中にはフナ、コイ、メダカ、タニシなどの多様な生物は棲み、

水辺にはさまざまな水生植物が繁っています。水田に放す親フナは、この小林さんのビオトープで育ったものを捕獲して使います。

 

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「子フナが元気よく育ちますように! 美味しいお米ができますように!」と祈りつつ田植え。

 

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稲を植えた水田に親ブナを話します。放した親ブナは30匹以上、雌ブナがほとんどですが、少なくとも1匹は雄ブナが入っています。

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田植えを終え、フナを放した水田。7月にはたくさんの子ブナが泳ぎ回っていることでしょう。

 

 

<今後の予定>

●7月18日(土)、19日(日):草取り(子ブナ観察・八丁トンボなど自然観察)

●10月中旬:稲刈り(水田水抜き・フナ捕獲・甘露煮料理)

 

 

自然と共生する農業の実践・・・「こぶな共生米コモンズ」にぜひご参加ください

 

かつて、日本の水田にはドジョウやタニシをはじめさまざまな水中生物が生息していました。また、田植えを終えた水田にフナやコイなどを放して産卵させ、雑草や虫の繁殖を防いで、稲刈りの始まる秋には食用としていました。

長野県飯島町でも昭和30年代まで、6月になると多くの稲作農家が自家食用の水田で田植え後、親フナを数十匹放し、田んぼの隅に杉の枝葉を浮かせてフナの産卵場所としました。数日後、母フナはたくさんの卵を杉葉の裏に産み付け、6月中には数百匹の子ブナが生まれて、水田を泳ぎ回わります。

 

夏の間、子ブナたちは田んぼに生えてくる雑草の芽を食べたり、水中の小さな生き物や稲につく虫も食べたりして成長します。また、フナのフンが肥料になり、フナが泳ぎ回ることで水が濁って日光が遮られて雑草の発育を抑える効果もあり、そのおかげで稲はすくすくと成長します。

秋、10月の稲刈り時期になると子フナも食用になるぐらい大きく育っています。稲刈りの一週間ぐらい前になると、作業をしやすくするために水田の水を抜いて田を乾燥させます。このときフナも捕獲します。捕獲したフナは甘露煮などにして、稲刈りや収穫祭のときに家族や集落の皆で味わいました。

 

飯島町では、多様な生物が生息する「「1000ヘクタール自然共生農場」づくりを行っており、アグリネイチャースチュワード協会は飯島町で農業者および都市市民に向けて「自然と共生する農業」ビジネススクールを開催してきました。

その一環として、自然と共生する農業による農産物として「こぶな共生米」ブランドを創造し、「高自然価値」食品として商品化する事業を立ち上げました。多様な生物と共生する農業とその生産物の価値を評価する人々が、こぶなを育てる水田稲作を行う「こぶな共生米コモンズ」にぜひご参加ください。

 

※「こぶな共生米農業実習体験」へ参加、「こぶな共生米コモンズ会員」入会ご希望の方は、以下をご参照ください。

「こぶな共生米コモンズ」会員募集

「こぶな共生米コモンズ」農業実習体験要項

「こぶな共生米コモンズ」の規約

 

問合せ・申込み先

アグリネイチャースチュワード協会事務局http://www.agrinature.jp
〒168-0073東京都杉並区下高井戸1-18-22ハットミリュウ301
Fax:03-3321-6368 E-mail;
steward@agrinature.jp

 

Written by support on 7月 7th, 2015